1950~2024年、田舎生まれの体験記など

夏野菜中間報告・スイカ・ウリ結実や昆虫類の活発化と「方丈記」の一節の紹介

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1週間程、畑に行かなかったら(6月8日の後、雨、小旅行で6月17日まで行かなかった)、雑草やマダケ・メダケの繁茂もひどくなっていたが、夏野菜の成長振りがあまりにも早いので驚き、中間報告したくなった。
前回、人口受粉(6月8日にしたと思う)したスイカは、結実していなかった(6月18日に確認。天候不順が原因か?)。
6月21日、ようやく、雌花がかなり咲いてきたので再度、受粉作業をした。この内、数日前にしたもの(18日にしたと思う)の一つは、確実に実が大きくなってきたのを確認することができ、嬉しかった。順調に成長し、アナグマ他の動物被害に合わなければ、収穫できることになる。

1)スイカの雄花と雌花
さて、スイカは、知られていることのようであるが、先ず、雄花の花のみが咲き出す。その後、1週間以上後に雌花が咲き出す。雄花しか咲いていない状況を見ると、雌花が咲くかどうか心配になる。スイカは、小玉スイカ2苗と黒皮の小玉スイカ3苗を植えたが、6月21日、黒皮の小玉スイカの方も雌花を確認することができた。
遠目では、両者の区別は少し難しいが、雌花は花の根本にスイカと分かる膨らみが付いているので分かるが、よく観察すれば、花の色・大きさも微妙に異なるので、慣れてくれば遠目でも分かるようになるかも知れない。
以下の写真を見れば、両者の違いは明確である。なお、普通の小玉スイカと黒皮の小玉スイカを近くに植えてしまったので、ツルが伸びてきた現在、両者のツルの違いが分からなくなってきた(失敗である。写真の花は、黒皮のものと思う)。

2)プリンスメロンとマクワウリ
プリンスメロンとマクワウリは、これまでも人口受粉しなくても結実していたので、今回もしていない。1個のみ、正確にはメロンかウリか、こちらも現在分からなくなっているが、1個のみは、かなり早く結実していたが、6月21日現在、3個ほど、中くらいまで大きくなってきているのが確認できる。
プリンスメロンは、下の弟が好きと言ったことを切っ掛けに2年前から植えるようになった。
結実の写真を以下に示すが、メロンかウリかこの段階で分かる人が居られれば教えていただきたい(個人的見解では、プリンスメロンと推測している)。

3)モチキビ・トマト・ピーマン・キュウリ・ニガウリ・サツマイモ・インゲン他
モチキビ(モチトウモロコシ)は、直ぐ下の弟が、「昔懐かしい味がする」と言ってので、数年前から植えるようにした。母親の実家が半農半漁の家だったので、そこで食べさせてもらったのだと思う。私にもその記憶がある。モチキビの前は、最近広く普及している甘いトウモロコシを植えていた。こちらは、上手く収穫すればとても美味しいものになるが、アナグマやイノシシの大好物である(モチキビも狙われるとは思う)。
その他、トマト、ピーマン、キュウリも生りだした。成長のスピードには驚かされる。

4)モンシロチョウ、トンボ、アゲハの幼虫、カミキリムシ
受粉作業に行った、6月21日の朝、畑には、多くのモンシロチョウが舞っていた。そして、スイカ、プリンスメロン、マクワウリ、キュウリなど、咲いている花すべての密を吸うための飛び回っていた。
また、トンボも多く飛び回っていた。こちらは、「アキアカネ」か「ウスバキトンボ」のどちらかだと思う。未だ、テントウムシダマシなどの小さめの害虫もたくさんいるが、温州ミカンの小さな苗に、大きなアゲハ蝶の幼虫を確認した。小さいものは、つぶすようにしているが、この大きさになるとつぶすのが躊躇われ、つまんで遠くに投げた。
また、キンカンの葉を見ると、大きな「ゴマダラカミキリ」が葉を食べていた。子供の頃は、その美しさに感動して、捕まえたことを喜んでいたヤツだ。
今は、大事に愛でるよりもキンカンの木の方が大切と思っているので、捕殺しようと手を伸ばしたら、気付いて直ぐ落下した。こちらもつぶすのは少々躊躇われたので、それ以上、追わなかった(この次は、分からない)。

5)自然薯のテンドウモエとムカゴに関する記述(方丈記)
ツルナシインゲンの根本に出ていた「自然薯」のツルは、支柱を立てると順調に伸びて葉が出てきた。もう一本、小さいヤツのツルが伸びてきたので、こちらも支柱を立てることにした。柵の外には、太いツルがあちこち伸びてきているのを確認できるが、ムカゴは採れるとしても、良い時期になれば、私より先にイノシシが掘り荒らすのがここ数年の状況である。来期は、柵内の自然薯ヤード作成の計画も頭に浮かんできた。

話が少々飛躍して恐縮だが、方丈記の一節に「茅花(つばな)を抜き、岩梨をとり、零余子(ぬかご)をもり、芹をつむ」との一節がある。やはり、ムカゴは昔から採っていたのかと改めて思った。
また、「勝地もとより定まれる主なし、おほむね山は山を愛する人に属す」(全文は、和漢朗詠集にあるとのこと。中野幸次:『すらすら読める方丈記』 より)との歌の紹介がされている。野菜畑とは関係ないが、英彦山のふもとにヤマザクラを植える手伝いをしているので、この言葉もなるほどと思った。
悪乗りしてもう一つ、「生涯の望みは、をりをりの美景に残れり」という言葉もあった。
ご興味のある方は、中野幸次氏の本を読んでいただきたい。

また、いつものように動画も作成したので覗いてみてください。
・・・・・https://youtu.be/bAOseCunFmA


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