九州北部は、6月8日に梅雨入りしたとのことである。未だ、本格的な雨になっていなかったその日も畑に行った。夏野菜の準備を紹介して、約20日後であるが、成長、変化は凄い。数日前にスイカに雌花が付く兆候があったので、この日、スイカの花の人口受粉をした(5個)。
スイカやウリ類は、人口受粉した方が良いと本やネットにあるが、私の畑では、少なくともマクワウリやプリンスメロンは、人口受粉をしなくても結実する。ただし、スイカに関しては、自信がなかったので人口受粉をした。ツルが伸びても実がならないということになれば悲惨なので。
スイカ、プリンスメロン、マクワウリのツルはかなり伸びてきたが、他の夏野菜も急に大きくなってきた。特に、トマトは成長が早い。20日前の準備状況の紹介(ブログやチューチューブご参照)後、ニンニクやジャガイモは収穫した。また、実エンドウ、サヤエンドウ、そら豆の収穫も終えて、ツルや支柱を片付けた。ニンニクの跡には、サツマイモ(鳴門金時)の苗を植えた。雨が少なかったので水やりはこまめにした。豆類の跡には、畑内で種を蒔いて苗を作ったオクラを移植した。
これで、夏野菜の植付けは、ほぼすべて完了である。
さて、スイカの話に戻るが、ツルが伸びてきて花が確認されても、最初の方は「雄花」ばかりなのである。それからしばらくして「雌花」が咲き出す。こういう風に推移していくのを知らなかったので、初めてスイカの雌花を確認した時は、嬉しかった。
スイカのことを知っている人には、当たり前のことだと思うが、両者は、外見はよく似ている。よく見れば「花」のみでも見当は付くが、花の下の膨らみ(スイカの形)の有無で両者の違いは確実に分かる。
両者の花を紹介すれば、以下のとおりである。なお、ネット上には、雌花の受粉能力は1日と短いので要注意とのことが記載されている(朝の10時前までに受粉をとのこと他)。


もう一つ、この記事で紹介したいことがあった。
今年、初めてツルナシインゲンの種を蒔いたが、順調に育っていることを確認していたら、根本の直ぐ脇から、ツルが出ていた。早速、そこへ竹の支柱を立ててツルを誘導した。その状況は、以下のとおりである。


ツルのみでは、分かりにくいと思うが、「自然薯のてんどうもえ」である。そこまで太いツルではないが、柵内なのでイノシシ被害に合う確率は低く、掘りやすい場所なので(いつも竹の根などに苦労させられている)、11月以降、これが掘れるかも知れない。畑を囲んでいる柵の外にもツルは出てくるが、良いタイミングでイノシシ被害に合うことが多々の場所なので、近い内に、畑(柵内)に自然薯の小さい根を植え、栽培してみようと思っていたところ、勝手に出てきたのである。
ツル性の植物は、畑の内外に多く、最初の頃は、出始めの自然薯のツルの識別が難しく、草刈り時に切ってしまっていたが、最近は草刈り時にも極力、残すようにしている(野イチゴ=草イチゴも残すようにしている。連れ合いは、今年から畑内のスベリヒユも残せと申される)。
この自然薯のツルの成長力には驚かされる。柵外にある、アジサイ、ツツジ、メダケなどの根本近くからたくさん出てきているのが確認された。先端部分が天に向かっている様子は、不気味さも覚えるくらい凄い。柵外のものは、大半がイノシシに掘られるので、特に太くて掘れそうな場所にあるものは、ツルの周囲をネットなどで囲み、正月前後に掘ろうかと思うだけは思う(昨年は、1本のみであるが、太いツルの保護が上手く行き、大物をゲットした。既存の記事・動画ご参照)。なお、イノシシ被害に合う前にムカゴは採れる。ムカゴが採れるだけでも嬉しい。
子供の頃、自然薯掘りはあこがれだったので、体力のある内は、毎年でも掘りたいと思っているのである。
以上の他、畑の周囲では、アジサイが咲き出し、ビワも色づいている。スモモの成熟は未だだが、アンズはもうすぐ熟する(アンズは熟してもあまり美味しいとは思わないが、ビワやスモモは、もの凄く美味しい。ビワを食べられるだけ食べていたら、お腹の調子が悪くなった。皆さま、ご注意を!)。
さて、こんな状況の紹介動画もいつものように作成したので観ていただきたい。
・・・・・https://youtu.be/OjelashYVFw
