1950~2024年、田舎生まれの体験記など

ジャングルでの渋柿獲り

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1.概要
叔父に誘われ、実家のある島の母方の祖父・叔父たちの畑だった場所にある渋柿獲りに行った。昨年も行ったが(別動画)、叔父によると昨年生ったので今年は生っていないとの予想であった。私は、去年初めて行ったが、私が子どものころ、叔父たちが、海側から登っていた場所で、懐かしい場所であったので、ジャングルを思わせる場所を冒険の雰囲気を感じながら行った。結果、鈴生り。ただし、昨年と比べるとやや小ぶり。叔父に報告すると、翌日、叔父と再び。高いところばかりだが、高枝切りばさみ他を使って、かなりの量を獲った。後処理は大変だったが柿の実獲りは楽しかった。

2.ジャングルもどきを抜けて
渋柿のある場所は、母方の祖父・叔父の家から、小さな入り江の反対側にある。昔は、道もなかったようだし、手漕ぎ船(伝馬船)で、祖父・叔父たちが家の前の小さな桟橋から渡って、急坂を登って畑に行っていたが、その畑の場所にあるのだ。
私が子どもの頃、漁(一本釣りとかご漁)に同行させてもらい、帰りのちょっと船で待ってと言われ、叔父たちが坂道を登り下りして、野菜やウリなどの果物を採ってきていたことが思い出される。どんな場所なんだろう、小さい子供は行けない場所なんだと思っていたことが思い出される。
今では、車が通れる道ができており、近くまで車で行くことができる。しかし、道路の両側とも耕作放棄地が広がっており、ごく一部、今も野菜畑が残されているような場所だ。
昨年、K叔父に誘われて初めて行ったが、耕作放棄地の広がりは寂しいが、道路は未だしっかりしているので、その道を下りて、柿木の場所まで行くこと自体が、一種の冒険のようで楽しい。

3.現場到着
渋柿のある場所は、舗装された道路から20mほど下に下りたところだ。道路の場所から見ると、ツルや小枝の間から、柿の実がたわわに生っているのが見えた。K叔父の予想では昨年かなり生っていたので、今年は生っていないとのことであった。
ところが、予想に反して、昨年よりも多くの実を付けていた。ただし、たくさん実を付けている変わに昨年よりも小ぶりと思われた。
柿の実は、かなり高い場所にのみ生っている。昨年は、一本の小さめの幹をノコギリで伐り倒して収穫した。今思えば、かなり乱暴なことをしたと思う。その伐った幹から「ひこばえ」が伸びていたが、あまり大きくはなっていなかた。

4.高枝切りばさみや竹の棒を使っての柿獲り
2m程度登ったところの枝分かれしている所までは登り、高枝切りばさみを使って獲った。頑張れば、それ以上に登ることもできそうだが、かなりリスクがあると判断し、その位置から獲った。
また、英彦山P.他の経験で、長い竹の棒を近くから切り出して、こちらも使った。
ただし、両者とも、柿の実が勢いよく落下することが多く、かなりの実は傷んだ。それでも傷んでいない実の方が多かったとは思う。

5.干し柿づくりと反省他
この渋柿の木から獲ったものの他、母方の祖父・叔父の家の庭になっていた小ぶりの渋柿もたくさん獲ったので、皮むきなどの処理が大変だった。
しかし、今までで一番の個数を干し柿にした。また、二人の弟の他、連れ合いの友達へのあげることができた。ただし、傷が多いものが多かったので、今後は、下にクッションになるシートやネットを張る等の工夫をする必要があると思った。また、もう少し高い箇所に未だたくさんの実を付けているので、これを獲る方法を考えなくてはいけない。竹の棒を長くする、安全帯を付けてもっと高い場所まで登る等である。
また、柿の周囲の雑木やツルが高くまで伸びて来て、柿の枝に影を作っているので、それらの伐採も考えている。この場所を知っているのは、K叔父と私、私の連れ合い、弟二人のみだと思う。この内、獲ろうと思うのは、K叔父と私だろう。
このように、耕作放棄地や山の中に手付かずになっている柿の木は、日本中、どこにでもあると思う。本州では、クマを惹き付ける果樹になっているようだが、九州では、カラスやヒヨドリなどのエサになる程度だと思う。
祖父や叔父たちが植え、守ってきた木なので、今後もなんとか柿獲りを続けたいと思っている。
とにかく、何故か、柿獲りが楽しいのである。

渋柿獲りの動画もあります。
   ・・・・・https://youtu.be/TtgSFt-Qr8Y

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