75歳を過ぎても何とか波に乗れていることを記録として残すことも少し価値があるのではと考えた。ただし、今の実力では、波の条件、その日の体力・気力、そして撮影者が存在することが最低の条件である(その他、混んでいないことなど)。
2025年10月13日、体力・気力は今一であったが、波の条件、撮影者確保(連れ合い)の2つの条件がそろった。体力については、今年の異常な暑さの影響か、胃の調子を悪くし、しかも、外耳炎・耳管狭窄症を患い、未だ回復の途上であった。これまでの夏は、波がなくても、一週間に一度は海に入り、パドリングの練習などをしていたが、今年は夕刻になっても海に入る気がしなかった(これは、暑さの他に年齢も影響してきたかもしれないが)。そのため、コロナで止めやプール通いを再開し、少しだけ体力は戻りつつあった。
いざ、野北の比較的乗りやすい波に乗ろうとしたところ、サーフショップ主催のコンペか何か開催されており、野北のいつものポイントには入れないことが分かった。しかたなく、幣の浜東端(勝手に「ホテル前」と呼んでいるポイント)へ行った。
野北は、周知の方も多いと思うが、よっぽどの大波以外の日は、干潮に近い時間帯が波が割れやすい。逆に、幣の浜東端は、干潮の時間帯よりも満潮の時間帯でも波が割れるポイントである。
この日は、野北狙いであったため、干潮の時間帯であった。一見良さそうな波が入っていたが、幣の浜の波は、ブレイクがかなり早く、この日の私には難しそうな波であった。それでもこの日は選択の余地がない(後で考えると、野北の奥の漁港近くでに入ること案もあったと思った)。
入ると、予想どおりというか、予想以上に難しい波であった。

こんな経験は何度かしたことがあるので、乗るために、サイズの大きい波はスルーして、小さめの波を選ぶこととした。若ければ、大きい波に挑む選択肢もあると思うが、ケガをする可能性もあると思う年齢になっているのだ。
―――小さい波を選んだことで何とか乗れるようになった。ただし、乗れている時間は短く不本意なライディングとなった。体調が今一なら、やはりもう少し乗りやすいポイント選ぶべきと思った。

4日後の10月17日、野北でのリベンジの機会があった。この日は金曜日であったが、波予報と潮の情報で、野北で乗れる波が入っていると思われた。着いた時は、ウネリは入っていたが、潮は未だ引いていなく十分には割れていなかった。しかし、時間が経過すると割れ始めた。その割には、何故か野北の渡島の右のメインポイントへ入っている人が少なかった。
私には、波は程よい大きさでブレイクも早くなかった。体調も4日前より回復し、撮影者も付き合ってくれた。しかも、述べたように人が少なかった。連れ合い曰く、「人が多いとどれが私か分からなくて撮影が難しい」とのことである。
そんなに大きなサイズではなかったので、長いライドは無理であったが、今年になって久々の良いライドができた。

疲れ過ぎない程度で海から上がるようにしているが、この日は、サーフィン後の方が体が軽くなっていると思ったし、久々の満足感もあり、心も軽くなったように思えた。
こんな日が、年に数回あるのでサーフィンが止められないと思えるように日になった。
体力・気力的には、こんな気持ちになれる機会も少なくなっていくと思わずにはいられないのだが、とにかく「ザ・マイ・デイ」の一つとなり、動画も残せ幸運であった。
幣の浜での悔しい思いをした日の動画は、こちらから。
・・・・・https://youtu.be/u3bSr5L3cwE
野北でのリベンジ動画は、こちらからです。
・・・・・https://youtu.be/xMHsyHciCyY
