連休の前半、実家に帰った。
私の主目的は、恒例の「潮干狩り」である。潮干狩りのシーズンは、本来なら3月末頃が良いと思われるが、4月末となった。
子供の頃から、潮干狩りは好きで、年上の子は大人のまねをして何でも狙った。ただし、一番面白かったのは「マテガイ掘り」である。トウグワで砂地を掘ると、細長い穴が見つかる。穴がきれいな形で生きているように見えるのが貝の穴である。マテガイの穴は、少し斜めになっていることが多く、鉛直方向に真っすぐな穴は、ウノガイなどの別の貝のことが多い。
大人になってからも恒例行事として、ほぼ毎年潮干狩りに行っているが、次第の獲物の種類も少なく、量も少なくなっていると寂しくなってきていた。ただし、マテガイ掘りは面白くもあるので毎回、塩を持って行き、トウグワで砂地のを削って、穴を探す。

最近は、数個獲れれば良いという状況が続いていた。場所は、小さい頃から何カ所も知っているが、最近は、ほぼ同じ場所に目星を付けている。マテガイは、それほど深い場所にはいないので、大潮の最干潮のタイミングでなくても良いのだが、今年は、そのタイミングで行った。
行ってみると、普段は渡れない「人形島」が歩いて渡れるようになっていた。子供の頃、渡って手前の砂浜よりも、大量であった思い出がよみがえってきた。その場所で鍬を入れてみると、久し振りにたくさんの穴が出てきた。1個でも獲れれば良いと思っていたので嬉しかった。
大漁である。
それに加えて、タイラギを見つけた。子供の頃は珍しくなかったが、ここ10~20年は見ていなかった。感激である。昔は獲っても、両親とも捨ててきなさいと言われ、あまり食べた記憶はない。理由は、本物のタイラギではなく、細長い「リシケタイラギ」が大半であったと推測される。
今回も、「リシケタイラギ」が大半であったが、1個だけ「本物のタイラギ」を獲った。その他、アマモの群生を見られたのも嬉しかった。
帰って、マテガイの貝汁を所望したが却下され、マテガイは塩焼き、タイラギは貝柱やヒモなどを油炒めで食べた。連れい合い、弟とも美味しいと言った。
これらの状況を動画にしたので見ていただきたい。
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また、竹林内の野草の天ぷらに刺激を受けて、実家周りで食材を探した。
ヤブカンゾウは分からなかったし、ユキノシタは実家周りには無いと思っていたが、ドクダミも見つけることができなかった。その代わり、時期は遅かったが、「ワラビの群落」を見つけた。
野外ではなかったが、連れい合いに「野草の天ぷら」をしてもらった。美味しかった。
こちらの状況は、こちらからです。
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