1950~2024年、田舎生まれの体験記など

屋久島・沖縄・奄美・宮古島旅行の思い出、その2・屋久島2回目(モッチョム岳登山、最後に危機)

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2011年4月、2回目の屋久島に行った。情報は少し古いがお付き合いください。

屋久島いわさきホテルからの「モッチョム岳」の姿が、あまりにも素晴らしかったので登山できるかを調べた。私たち夫婦の体力でも登れるし、途中に「万代杉」という屋久杉も見られるということで、「モッチョム岳」登山を主目的として屋久島へ行った。

1)ホテルと「千尋の滝」
ホテルは、前回と同じく「屋久島いわさきホテル」を利用した。このホテルからの「モッチョム岳」の景観は、素晴らしく、その景観の惹かれたことが登山希望の大きな理由だった。
登山口は、ホテルから車で30分程度の場所の「千尋の滝」の駐車場だった。「千尋の滝」の景観も言うまでもなく素晴らしかった。

2)登山開始と万代杉
駐車場に車を停め、今度は、前回の反省を活かし、ヘッドライトのスイッチオフを確認し、登山を開始した。ただし、登山を開始した時刻は、10時を過ぎていたかも知れない。通常、朝のスタートが遅い二人で、登山なのに普通のスタートにしたのだった。しかも、ホテルに昼食用の弁当までオーダーしていて、さらに遅くなったかも知れない。後で、この登山開始時刻に問題があったことが反省される。

途中、下山してくる方に一人会った。「早いなあ」という程度の感想であった。ガイドブックなので登り3時間程度、下り2.5時間程度と思っていた。途中、有名な万代杉を見て、少し道に迷いそうな場所もあったが、頂上近くまで辿り着いた。この時、3時間以上、既に経過していた。

頂上の大岩は急で、頂上まで30分程度の場所で、連れ合いは「もう無理」「頂上の岩への鎖は無理」と言い出した。

3)頂上
連れ合いに待ってもらって、一人で頂上を目指した。20歳代の頃、利尻山登山で頂上を前にして寒さで引き返すかどうか迷い、その時はグループだったが何とか登頂したことなどを思い出した。これであきらめると、年齢を考え、次の機会はないかもとも思った。
何とか、登頂に成功した。頂上からの景観は素晴らしかったが、待っている連れ合いのことも気になった。遠くに、連れ合いの姿は見えた。

4)下山、そして・・・
下山を開始するころには、既に5時間程度経過していたかも知れない。4月下旬だったので下山開始頃はまったく心配をしていなかったが、下山にも予定時間(2~2.5時間)以上掛った。途中、一カ所、道に迷う場所などもあった。
2.5時間以上経っても、登山口近くまで近づけなかった。近づいたら「千尋の滝」も水音が聞こえるはずだと思った。
少し、陽が傾いた来て、少し、道も暗くなってきた。焦った。ここは、携帯電話の圏外も場所だ。ホテルにもどこにも登山届けは出していない。一瞬、「遭難」の文字が頭をよぎった。

必死に下山を急いだ。
これは駄目かもと思った時、登山口で覚えていた道の様子になったきた。耳を澄ますと「水音らしい音」も聞こえてきた。やっと、駐車場に辿り着くことができた。またまた、危機一髪であった。

もちろん、レンタカーのエンジンは今度は直ぐ掛った。

5)ホテルの景観とニオイバンマツリ
翌日は、ゆっくりし、ホテル周辺で過ごした。
ご存知の方も多いと思うが、「屋久島いわさきホテル」の庭の「ニオイバンマツリ」は、見事である。紫と白の花の混ざり具合は美しい。なお、紫の花は、時間が経つと白に変化してくるが、丁度、満開の時期であった。なお、この木は大木にはならないが、屋久島では3m近くの木をあちこちで見かけた(後日、福岡市周辺でもかなり大きな木が庭木として植えられていることが分かった)。

ホテルでは、この苗木を販売していたので数本買って帰った。今でも、自宅マンションで初夏に花を咲かせている。
またまた、素晴らしい経験と教訓を得た旅となった。
みなさま、登山の開始時刻は、くれぐれも早目でお願いいたします。

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