屋久島3年連続訪問から沖縄旅行1回目を記したが、2015年4月、奄美大島へ行った。
田中一村記念美術館が第一の目的だった。田中一村については、テレビで知ったのだと思うのだが記憶は定かではない。その他、ガイドブックを読んで、「金作原原生林」「黒潮の森マングローブ園」「あやまる岬などの美しい海岸」へも行くこととした。
若い頃(20歳代、1970年代の終わりころ)、仕事で「名瀬測候所」の雨量データの入手が必要となり、年度末であったので福岡から「名瀬測候所」まで日帰りで一度旅行したことがあった。今は、ネット上で国内の何処の気象観測データも入手できるので、今の若い人には信じられない話かも知れない。その時、奄美空港から山を越えて名瀬まで行ったことが思い出された。
1)あやまる岬・アダンの実
空港でレンタカーを借りて、島の南の「土盛海岸」や「あやまる岬」を目指した。砂浜の海岸も良かったが、岩礁が広がった海岸が珍しかった。潮の具合かかなり沖の方まで歩いて行けた。水辺の沖には、サンゴ礁が広がっているように見えた。
海岸へと下りて行く道の両脇には、「田中一村」の絵に出てくる「アダンの実」を見つけた。「タコの木」との区別は私には難しかったが、「アダン」と思われ珍しかった。沖縄の「美ら海水族館」近くの海岸で見つけたものと同じと思ったが、広範囲に群生していた。




2)金作原原生林とマングローブ園
奄美大島の中央付近にある「金作原原生林」を訪れた。屋久島の森とは異なり「ヒカゲヘゴ?」などの大きなシダ類が生えており、珍しかった。「アカショウビン」などの珍しい鳥の写真は撮れなかったが、鳴き声でどこにでも居るように思えた。
次に、「黒潮の森マングローブ園」を訪れた。カヌーに乗って川を下り、マングローブが密生している場所を見ながら、一部、泥地に上陸することもできた。何故か、マングローブには惹かれる。日本では、西表島のマングローブが有名と思うがそこへは行ったことがない。ただし、昨年末の旅行で行った「スラバヤ市(インドネシア)」では、広大なマングローブ園を訪ねた。こちらは、ブログの記事やユーチューブで紹介している。やはり、惹かれた。




マングローブ園の後、加計呂麻島が見えるところまで車で行った。加計呂麻島は、映画「男はつらいよ」のロケ地となった島である。島に渡らなかったことは、今思えば大変残念である。
3)田中一村記念美術館
「田中一村記念美術館」の展示は素晴らしかった。奄美大島に移住する前の時代の作品もあった。館内の写真は禁じられていたと思うが、建物の外の写真は撮ったはずだが見つからない。
宿泊先は「ホテル ティダムーン」だったが、ホテル内にも「田中一村」の絵の複製がたくさん飾ってあった。また、ホテル目の前の海岸からの景色が、「田中一村」の絵の一つと似ていると思われる景色があった(下の写真ご参照)。


屋久島と沖縄の間には、奄美大島の他、種子島、徳之島、沖永良部島など未だ多くの島がある。また、沖縄の南には、宮古島、石垣島、西表島など、魅力的な島々がある。その南は台湾である。
この後、沖縄には夫婦で2回と宮古島へは行くことができた。
沖縄の続きと宮古島については、引く続き紹介したい。台湾については既に紹介している。